「富士山の麓で、一面に広がるピンクの芝桜を見たい」――そんな期待を胸に、山中湖周辺での芝桜鑑賞を計画されているのではないでしょうか。しかし、いざ調べ始めると「山中湖」と「富士芝桜まつり」という二つのキーワードが出てきて、どちらへ向かえば目的の絶景に出会えるのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
実は、多くの方がイメージされる「50万株の芝桜と富士山」の絶景は、山中湖から少し離れた「富士本栖湖リゾート」で開催されています。本記事では、山中湖エリアと富士芝桜まつり会場の位置関係を整理し、あなたが最高の春の景色に出会うための最適なルートと見どころを詳しく解説します。
山中湖で芝桜を楽しむために知っておきたい基礎知識
山中湖周辺で芝桜を探している方の多くが、テレビやSNSで話題の「関東最大級の芝桜の祭典」を目的地とされています。まず押さえておきたいのは、そのメイン会場である**「富士芝桜まつり」は、山中湖畔ではなく「富士本栖湖リゾート」で開催されている**という点です。
山中湖から富士本栖湖リゾートまでは、車で約45分から1時間ほどの距離にあります。山中湖エリアにも「山中湖 花の都公園」のように、芝桜やチューリップ、ネモフィラといった春の花々を楽しめる名所が存在しますが、広大な敷地を埋め尽くす芝桜の絨毯を主目的とするならば、本栖湖方面へ足を延ばすのが正解です。
この地理的な違いを理解しておくことで、移動時間のロスを防ぎ、富士山麓の春をより効率的に満喫できるようになります。
富士芝桜まつりの魅力と概要|関東最大級50万株の共演
世界的に認められた絶景として知られる「富士芝桜まつり」は、まさに春の富士山麓を象徴するイベントです。その規模と美しさは、国内のみならず海外からも高い評価を受けています。
関東最大級50万株の芝桜の祭典「富士芝桜まつり」。残雪の美しい世界遺産・富士山と広大な土地いっぱいに咲き誇る芝桜の共演が楽しめる春の風物詩で、アメリカ・CNNが発表した「日本の美しい風景31選」にも選ばれています。
出典:フジヤマNAVI
6種類の芝桜が織りなす色彩のグラデーション
会場では、単一のピンク色だけでなく、個性豊かな6種類の芝桜が植栽されており、それぞれ異なる表情を見せてくれます。
| 品種名 | 特徴・色合い |
|---|---|
| マックダニエルクッション | 大輪で鮮やかな濃いピンク色。非常に力強い印象。 |
| モンブラン | 清潔感のある純白の芝桜。ピンクとのコントラストが美しい。 |
| オータムローズ | 優雅で落ち着いたローズピンク。 |
| 多摩の流れ | 花びらの縁に白い覆輪が入る、可憐な斑入り品種。 |
| オーキントン・ブルーアイ | 爽やかな淡い紫(青みを帯びた色)。 |
| スカーレットフレーム | 燃えるような鮮烈な赤色。 |
これらの品種が組み合わさることで、まるで地上に描かれた絵画のようなパッチワーク状の絶景が生まれます。
首都圏最大級約50万株の芝桜が、富士山麓の広大な敷地に咲き誇ります。鮮やかな色のコントラストが美しい、富士山を彩る春の風物詩です。19年目を迎える今年のテーマは「春の特等席。」
山中湖エリアで芝桜や春の花を楽しむスポット
「富士芝桜まつり」がメインの目的地であったとしても、山中湖エリアを素通りするのはもったいない選択です。山中湖周辺には、本栖湖エリアとはまた異なる趣の「花の絶景」が存在します。
山中湖 花の都公園での共演
山中湖の標高は約1,000メートルと高く、春の訪れは平地よりも少しゆっくりです。ここでは「山中湖 花の都公園」を中心に、芝桜だけでなくチューリップやネモフィラといった春の花々が富士山を背景に咲き誇ります。
富士芝桜まつり会場(本栖湖)が非常に混雑している時期でも、山中湖エリアは比較的ゆったりと散策できる場合が多く、落ち着いて富士山と花の写真を撮りたい方にはおすすめのスポットです。
効率的な周遊ルートの提案
もしあなたが「山中湖」と「富士芝桜まつり」の両方を1日で巡りたいのであれば、以下の動線を検討してみてください。
- 早朝:富士芝桜まつり(本栖湖)
混雑が始まる前に会場入りし、澄んだ空気の中で富士山と芝桜を鑑賞します。 - 午前中:忍野八海
本栖湖から山中湖へ向かう途中にある、富士山の伏流水が湧き出す名所へ立ち寄ります。 - 午後:山中湖・花の都公園
山中湖エリアへ移動し、季節の花々と湖畔の風景を楽しみながらランチや散策を楽しみます。
混雑を避けて絶景を満喫するための手順とアクセス方法
富士芝桜まつりは、例年4月中旬から5月下旬にかけて開催されます。特にゴールデンウィーク期間中は非常に多くの観光客が訪れるため、事前の準備が欠かせません。
2026年4月11日(土)~5月24日(日) ※開花状況により変動あり
公共交通機関でのアクセス
お車でない場合も、主要な駅から直通バスや路線バスを利用してアクセスが可能です。
- 電車・バス利用: 富士急行線「河口湖駅」から「芝桜ライナー(期間限定バス)」で約50分。
- 直通バス利用: 新宿駅(バスタ新宿)から会場までの直通高速バスも運行されます(所要時間約3時間)。
混雑回避のポイント
- 早朝の到着を徹底する: 開門直後の時間帯は、空気の透明度が高く富士山が綺麗に見える確率も高いです。
- 平日の訪問を検討する: 可能であれば土日祝日を避け、平日にスケジュールを組むことで、ゆとりを持って鑑賞できます。
- チケットの事前購入: 入場券を事前にオンラインで購入しておくことで、窓口での待ち時間を短縮できます。
富士山麓の春を彩る芝桜。山中湖エリアの穏やかな風景と、本栖湖エリアの圧倒的なスケール感、その両方を知ることで、あなたの旅はより深いものになるはずです。最新の開花状況を公式サイトで確認して、あなただけの「春の特等席」を見つけに出かけましょう。




