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4月の旧暦「卯月」の由来と時期を解説|2024年・2025年のカレンダー対応表と風雅な異称

カレンダーの隅に記された「卯月(うづき)」という文字。その響きに、どこか初夏の爽やかな風を感じることはありませんか?

「4月といえば桜の季節なのに、なぜ『卯月』と呼ぶのだろう?」「旧暦の4月は、今のカレンダーだといつのこと?」そんな疑問を持つ方も多いはずです。神社仏閣巡りや御朱印集め、あるいは大切な方への手紙を書く際に、暦の正しい知識があると、日々の景色はぐっと深みを増します。

旧暦を知ることは、今の景色に新しい色を添えること。現代の4月とは少し違う、本来の「卯月」の姿を紐解いていきましょう。

4月の旧暦「卯月(うづき)」の読み方と由来

4月の和風月名(わふうげつめい)は「卯月(うづき)」と読みます。この名前の由来にはいくつかの説がありますが、最も有力とされているのが「卯の花(うのはな)が咲く月」を略して「卯月」になったという説です。

卯の花(ウツギ)とは?

卯の花とは、アジサイ科の「ウツギ」という植物の花のこと。4月から5月にかけて、真っ白で小さな花を枝いっぱいに咲かせます。古来、日本人はこの白い花が咲き誇る様子を見て、夏の訪れを感じ取っていました。

その他の由来説

「卯の花」以外にも、以下のような由来があると言われています。

  • 植月(うえづき): 稲苗を植える月であることから。
  • 産月(うづき): 万物が生まれ育つ月であることから。
  • 十二支の「卯」: 十二支の4番目が「卯(うさぎ)」であることに由来する説。

説の名前 由来の背景
卯の花月説 ウツギ(卯の花)が咲く時期であるため(最有力)
植月(うえづき)説 田植えが始まる「稲植月」の略
産月(うづき)説 万物が産生する季節であるため
十二支説 十二支の4番目「卯」に該当する月

【2024年・2025年】旧暦の4月はいつ?新暦とのズレを解説

「4月=卯月」ではありますが、実は旧暦の4月と、私たちが普段使っている新暦(太陽暦)の4月には、約1ヶ月ほどのズレがあります。

旧暦は月の満ち欠けを基準にしていたため、現代のカレンダーに当てはめると、旧暦4月は「初夏」の入り口にあたる時期になります。

2024年・2025年の旧暦4月期間

現代のカレンダーで、旧暦4月がいつに該当するかを確認してみましょう。

  • 2024年の旧暦4月: 新暦5月8日 〜 6月5日
  • 2025年の旧暦4月: 新暦4月28日 〜 5月26日

このように、旧暦の4月は現代でいう「ゴールデンウィーク」から「梅雨入り前」にかけての時期に相当します。

二十四節気との関係

旧暦4月は、暦の上で夏が始まる「立夏(りっか)」と、万物が満ち始める「小満(しょうまん)」の時期を含みます。現代の4月はまだ春のイメージが強いですが、旧暦の文脈では「夏」として扱われるのはこのためです。

卯月だけじゃない?4月を彩る風雅な「異称」と「別名」

和歌や手紙の世界では、卯月以外にも4月を指す美しい言葉がたくさんあります。これらを「異称(いしょう)」と呼びます。

  • 夏初月(なつはづき): 夏の最初の月、という意味。
  • 鳥待月(とりまちづき): ホトトギスが鳴くのを待つ月、という意味。
  • 花残り月(はなのこりづき): 桜の花がまだ残っている月、という意味。
  • 乾月(けんげつ): 易学上の呼び名。

例えば、少し遅れて咲く八重桜を愛でる時期には「花残り月」という言葉を添えると、非常に風雅な印象になります。御朱印にこれらの別名が記されていることもあるので、覚えておくと参拝の楽しみが広がります。

旧暦4月の行事と暮らしの知恵|花祭りと衣替え

旧暦4月の風習は、現代の私たちの生活にも息づいています。

花祭り(灌仏会)

4月8日はお釈迦様の誕生日を祝う「花祭り」です。本来は旧暦の行事であったため、地域によっては月遅れの5月に行われることもあります。色とりどりの花で飾られた「花御堂(はなみどう)」に安置された誕生仏に甘茶をかける光景は、まさに初夏の訪れを告げる儀式です。

衣替えのルーツ

現代では6月1日が衣替えの目安ですが、そのルーツは平安時代の宮中行事にあります。旧暦の4月1日(現在の5月頃)に、冬服から夏服へと着替える「更衣(こうい)」が行われていました。現代の4月はまだ肌寒い日もありますが、旧暦の視点を持つと「そろそろ夏支度を始める時期だな」と、季節の先取りを楽しむ心の余裕が生まれます。

手紙やメールで使える「卯月」の時候の挨拶

手紙の冒頭に添える時候の挨拶。4月の時期に合わせた表現を使い分けることで、相手への思いやりがより深く伝わります。

4月上旬(春のなごり)

  • 「陽春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」
  • 「花の便りが各地から届く季節となりました。」

4月中旬(卯月の盛り)

  • 「卯月の空が清々しく晴れ渡る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。」
  • 「瑞々しい若葉の緑が目にまぶしい季節となりました。」

4月下旬(初夏の気配)

  • 「行く春を惜しむ間もなく、夏近しを思わせる陽気が続いております。」
  • 「吹く風に初夏の気配を感じる季節となりました。」

ビジネスシーンでは「〇〇の候」という形式が便利ですが、親しい間柄であれば「卯月の空のように、清々しい毎日をお過ごしください」といった、季節の言葉を織り交ぜた表現も素敵です。


旧暦の「卯月」を知ることは、単なる日付の確認ではなく、日本人が古くから大切にしてきた「季節の移ろいを愛でる心」に触れることです。

カレンダーの「卯月」という文字を見かけたら、ぜひ空を見上げたり、道端に咲く小さな花に目を向けたりしてみてください。そこには、現代の忙しい生活で見落としがちな、豊かな初夏の物語が広がっています。


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